猿楽町「松翁」

訪問日:2015年2月28日(土)
参加者:Nかさん、mizさん、Mすだ
前年に引き続き2月は観梅企画。今回は湯島天神へ出向くことに。近辺で蕎麦店を探すも「古式蕎麦」さんや「池の端藪蕎麦」さんあたりは訪問済み。では、お昼の訪問であれば念願の「松翁」さんにして、食後散策を兼ねて湯島まで歩こうとなりました。

お店に着くとすでに満席。が、ちょうど入れ替えのタイミングでちょっと待っただけで着席がかないました。まずは「焼みそ」「卯の花」「菜の花辛し和え」「うるめ鰯」を蕎麦前にいただく。「焼みそ」はふっくらとした仕上がりで、焼き目も上品に付けられています。びっくりしたのが「卯の花」。結構時間がかかっていると思ったら湯気が立ち上るできたてが出てきました。これは美味しい!「菜の花辛し和え」は出汁の風味が効いていて奥深い味わい。そして「うるめ鰯」。これがうまみが凝縮されていてとても旨い。

さて蕎麦をお願いする頃合いになったのですが、目論んでいたけんちん汁が売り切れ。残念。気を取り直して「田舎そば」と「二色もり」(並そばと変わりそば)を注文。田舎は期待通り蕎麦の風味があふれてきます。そこで最近恒例となっている塩をお願いして、塩そばでいただく。ああ、風味が倍増。「二色もり」は美しい見た目通り上品な味わい。変わりそばは珍しい菜の花切りだったのですが、菜の花の香りが絶妙に漂います。

食べ終わって気になったのが天ぷら。ほかのお客さんがいただいている様子を監察すると、最初に皿だけ出され一品ずつ揚げたてが厨房スタッフによって運ばれてきます。そう、天ぷら専門店のカウンターの方式です。これは食べた方がよかったのか。後悔すると同時に「年末のアンコールでは天ぷらとけんちん汁」を合い言葉に店を後にしました。

そして食後の観梅。梅まつりで賑わう湯島天神は各種出店がひしめき合い、中には「日本そば打ち名人会」も出店。が、さすがにこれ以上食べることはできませんでした。

松翁
東京都千代田区猿楽町2-1-7
03-3291-3529
[月〜金]
11:30〜15:30
17:00〜20:00(L.O.)
[土]
11:30〜16:00(L.O.)
ランチ営業
定休日:日曜・祝日・年末年始・お盆
 
 

上品な焼き目が美しい「焼みそ」

作りたてで温かい「卯の花」

出汁の風味が活かされている「菜の花辛し和え」

うまみが凝縮されている「うるめ鰯」

風味豊かな「田舎そば」

見た目にも美しい「二色もり」