10月7日 (金)  

BANG! BANG! バカンス!

『天国で君に逢えたら』を読みながら、読書って心のゆとりがないとできないことに気づく。学生時代や働いてるときは単位とか仕事のスキルアップのために専門書に目を通す。でもそれは中学生がゲームの攻略本や参考書を片手にやってるよーなものだ。読書ではない。そんなときは、暴れて飲んで遊ぶ方がいい。
『天国で君に逢えたら』の舞台は国立ガンセンターだ。同じ病院で、メシがまずいの、同室のばーさんが夜中大いびきをかいてるのに「眠れない」だとわけわからんこといってたの、入院生活に対するストレスは似たところはある。でもゴキブリが出たと大騒ぎする病棟で、仕事復帰は確実、たまに頭痛がするぐらいの元気な患者と、ガンセンターで痛みに悶えいつ自分の命が絶えるかわからない不安に襲われる患者では、全然違う。コチラには緊迫したものはない。出掛けて楽しいところが病院のそばにありゃ自分で行く。ないんだもん(爆笑)。
無我夢中でやってる時も、たぶん自分の命が失われる不安それしかない時も、ゆとりはない。仕事復帰したら、無我夢中の毎日に戻るんだよな。学生時代の”ロングバケーション”は将来の不安もあったけど、今回は違う。この”バカンス”を楽しもう。