3月25日 (金)  

手術の理想と現実!?

手術当日。点滴の針を射しにR先生がいらっしゃった。R先生はこの病院での主治医で、ボーイッシュな知的美人女医(だれかさんと同じ系統でも、「知的美人」だ^^;)。自己血採取の時もそうだったが、Rayは不随意運動で血管まで動きまくり、針を射すだけでも難しいらしい。でもR先生は百発百中。
「小林さんの血管に針を射した時、いつも『私って天才!』と思う」「そうかも知れません。」(本当に「天才!」と思ってしまうのはこの6週間以上後だったりするわけで)
9時半にストレッチャーで手術室へ。「見ていてくれ」と人差し指で差し出すポーズはしなかったが(爆笑)、気持ちはそれに近かった。手術室には山梨の病院のY先生、コノ病院の整形外科部長でこの前さんざん脅かされたS先生とR先生が。BGMに好きなCDを持ち込んでかけてくれるというので、ウルフルズのアルバムを持ち込んだが、2曲目の途中で全身麻酔がきいてきた。

「あれっ、さっき見てた天井じゃん」と目が覚めたら、左股関節が今までに経験したことがない痛みを。手術が終わり、これから手術室を出るときだった。手術は6時間かかったらしい。痛みにうなされながら、朝までいた病室でなくナースステーションのとなりにあるハイケアルームに運ばれた。左股関節だけでなく腰まで痛む。痛むと暴れ、暴れると余計に痛む。手術で関節を固定するためのワイヤーが折れるのも時間の問題だろとどこかで思うほど暴れ痛むのだが、しゃべる余裕なんかなく、ただただうなるだけ。
 『気がついたら病室のベッドの上だった』
なんて冗談にも言えない現実だった。