2002/07/21 (日)
■著作権について 先日テレビで、アメリカの著作権問題についてのドキュメント番組が放送された。ディズニーのミッキーマウスをはじめとする著作権の延長にたんを発して、著作の権利について、保護と開放の2面から、いろいろな問題を提起していた。 「作品に対する権利が守られなければ作品を作る意欲が無くなる」「作品や発想は人類共通の財産である」という両者の言い分が取り上げられた。どちらの側にも正義がある。 高い特許料が払えず新薬が作れないで、多くの患者を救うことができない開発途上国を見れば、後者の言い分が正しいと感じ、海賊版の氾濫や違法コピーの横行を見れば前者の肩を持つ。 人間の作り出す文化は数百年前に殆どやりつくされていて、今はそのアレンジをしているに過ぎないともいう。五線紙にちりばめられた音符が作るメロディーには限界がある。しかし、先達の作った優れたメロディーに似ていれば、盗作と非難されるため音楽の創造性にも限界を作ってしまう。 アメリカでは、権利の確保が利益の確保につながる為、判決が企業よりになると結んでいた。
★「宇宙戦艦ヤマト」の著作権に関しては直接話を聞いていないので、なんとも言いようが無い。私は松本先生の宇宙観による作品が好きだし、世界から注目されている松本零士氏の 作品が、アニメーションとして世界に発信されることを願い、それがまた日本のためでもあると、 新作に期待していたのだが・・・。
★皆さんから色々な意見を頂いています。 皆がヤマトのような度量の大きさを示せば、「宇宙戦艦ヤマト」は永遠の名作として語り継がれ、全てが良い方向に向かうと思うんですが。傷つけあえばあうほど、ヤマトはボロボロになって行くだけだよね。 それにしてもあのヤマトをデザインした松本先生の権利を認めないなんて、不思議だと思いませんか?音楽に関しては各個人に著作権が認められているのに。 アニメーションは総合芸術でしょ。各スタッフが自分の人生観の中で培ってきた技術を発揮し、ぶつけ合ったからこそ、良い作品ができたんだと思うけど。もちろん西崎氏のヤマトにかけた情熱は全員が承知しています・・・。でもその後がね・・・。
★新作を松本先生にゆだね、西崎氏も発起人の一人として名を連ねた「宇宙戦艦ヤマト基金」というようなものを作って、収益の一部ををチャリティーや宇宙開発の基金にする、なんてことはできないのかな?
(内容を1部、削除・変更しましたが、全て私の意志によるものです)
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