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2004/11/21 (日)

チャリティーコンサート!
 2005年1月20日渋谷AXにおいて「新潟県中越地震」救済のためのチャリティーコンサートを行うことになりました。「何か役に立てることを!」とアニメを通して共に仕事をしてきた歌手や声優仲間に声をかけたところ、皆で集まってチャリティーをやろうと一致団結。各プロダクション,制作会社、コロムビア、文化放送…の協力と賛同を得て開催の運びとなりました。
 私達がかかわってきたアニメには、愛や友情、そして勇気…など、心に訴えかける作品がたくさんあった。「愛やロマンを大切に歌ってほしい」そして「アニメソングは元気が出る」など、多くの方から声をかけられる。アニメソングならではという期待も大きい。

 余震が続き崖崩れが心配される中で1人の子供の救出の為に、救出隊の皆さんが命をかけるという感動的な出来事の反対側で、奈良では少女が誘拐され殺されるという事件、さらには両親殺害という事件が連続して起きた。 
 戦後、日本人の精神を軍国主義や政治闘争から離すために3S政策という、スクリーン、ソング、スポーツを盛んにする運動が取られた。確かに新しい文化が生まれ、その中からすばらしい人間も輩出しているが、一方では、いまやセックスまで加わって日本人総白痴化運動はとどまるところを知らない。その方が一部の人間にとってはとても都合が良いのだろう。テレビは相変わらずタレントが馬鹿を装ったり、先輩を馬鹿にしたりして笑いを取る番組や、アイドルの追っかけに夢中になる女性をただアオッたり、日本人を馬鹿にしようという番組の垂れ流しだ。
 このまま突き進めば日本は国力を失い、教養も理性もなく、愛や尊敬などという他人に対する思いやりのかけらもなく、善悪に対する判断もできず、心をコントロールする理性も勇気もなく、ただ自分の欲望の為だけに生きる、殺伐とした国になってしまう。最近の連続して起きる事件を見ていると、すでになってしまったようだ…。
 義援金を送るというだけでなく、愛や勇気というメッセージを送ることができたら…その輪が全国に広がって、何か殺伐とした現代の人々に「心の豊かさ」を取り戻すきっかけになれば…とてもすばらしい事ができるのではないか…我々の夢は大きく膨らんでいます!
 被災地の方々はこれからが大変です。全国の皆さんが同じ気持ちで見守ってくれていると感じることが、とても勇気づけられるとテレビ番組で伝えていました。
 皆で一緒にエネルギーを発信しよう!「愛・夢・勇気」 !!

(写真)記者発表に駆けつけてくれたメンバー。左から影山・前川・堀江・ささき・水木・森・井上(敬称略)。
 この小さな輪が大きく広がってゆくことを願って!

11月25日現在、出演者予定者は下記の皆さんです。(お名前の載っていない方は、決して賛同していないというのではなく、声をかけていなかったり,仕事が重なっている為なので誤解のないようにお願いします)
★歌手(順不同)
  前川陽子、水木一郎、堀江美都子、井上あずみ、串田あきら、影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、タケカワユキヒデ、サイキック・ラバー、ささきいさお…
★声優(順不同)
  森功至、池田秀一、古谷徹、神谷明、古川登志夫(司会)…
  野沢雅子、池田昌子、麻上洋子、田中真弓、松本梨香…

★義援金の郵送による寄付については現在、対処の仕方や窓口などを検討中です。

★「スーパー戦隊2004」は大盛況のうちに終了!
 そしてチャリティーの趣旨に賛同してくれた数百人の皆さんにいち早く入場券を買っていただきました。有難う!!

★「豪雪の中では子供達も、皆、元気がなくなってしまうので、何とか元気が出るアニメソングのコンサートを当地でやってもらえないだろうか。大人の俺達も元気が出るし」と、新潟放送を通して小千谷の商店会の方から依頼がありました。もちろん行きます一人でも…(交通費などの予算があるので何人行けるか…余計な経費は復興に回してほしい)。子供達や家族でテレビアニメを見た時「この人たちも応援しているんだ」と感じてくれたら、やりがいもあるし嬉しいよね。
 私が心配だったのは、受け入れる側の状況が分からずにイベントを持ち込むのは、かえって迷惑になるのではないかということだった。地元からの要望であれば喜んでお受けいたします。勿論、P.A.その他、新潟放送の協力があってのことですが。
★主催側の都合で4日は延期になった。いろいろ混乱していて大変らしい。もっともなことだと思います。

★1月3日長岡のイトーヨーカドーにて「ささきいさおファミリーコンサート」を行います。以前から決まっていたのですが「こういう時だからこそ、元気が出る歌を…」と主催側の期待も大きい。

 


2004/11/19 (金)

シンクロナイズド・スイミング
 ある会社の社歌を録音したのだが、この曲の作曲者がなんと、アテネオリンピックで銀メダルに輝いたシンクロナイズド・スイミング日本ティームのデュエットとチームの為の音楽を作・編曲された大沢みずほさん。
 レコーディングを終えてホッとしていると、「お疲れ様」と穏やかな笑顔とともに2枚のCDを下さった。1枚は「AQUA DREAM」というシドニーやアトランタオリンピックや国際大会で使用された音楽をアレンジしたもの。そしてもう1枚は記憶に新しいアテネ大会で使われた曲が入った「Athens Fantasy」。
 メダル獲得という使命の中で作られた曲だけに、そのアレンジは日本的ムードをかもし出しながら衝撃的ですばらし。和太鼓や三味線、琴などの和楽器を巧みに使い、リズミックな中に動と静が展開される。
 オーディオルームで音量を上げて聞くと、あのオリンピックの感動がよみがえると共に、オーディオマニアの心をくすぐるように、すばらしい音の世界が繰り広げられる。和楽器は装置の良し悪しがすぐに分かるほど、音域が広く音の立ち上がりが鋭いのでけっこう再生が難しいのだが…うーん、かなり良い線を行ってるな!
  大沢さんからメールの返事を頂いたのですが、アテネでの日本チームの演技は金メダルを取ったロシアチームより反応が大きかったそうです。また選曲の時に、世界に進出している日本のアニメからとの提案もしたのですが、マーケッティングの結果、意外に外国では日本製ということが浸透していなかったので…とのことです。

★新潟県中越地震の被災者の支援のために、我々も何かお役に立てないか考えているのですが、それには皆様のご協力が是非とも必要です。その節はよろしくお願いします!


2004/11/04 (木)

富士吉田音楽祭「映画音楽の夕べ」
 11月3日富士吉田市「富士五湖文化会館」において「映画音楽の夕べ」が開催された。出演はミッキー・カーチス、田辺靖男、九重祐三子さんに私、そして奥田英人とブルースカイオーケストラ、司会の島敏光さん。会場に入りきれないほどのお客様においで頂き大盛況だった。
 私達が育った時はまだテレビの創世記で、文化・娯楽の中心は映画だった。西部劇・ラブロマンス・コメディー・ミュージカル…ヒット曲はほとんど映画からやってきた。アメリカでスタンダードナンバーとして多くの歌手に歌い続けられている曲の殆どが、ミュージカルや映画のために作られたもので、日本の歌謡曲のように特定の歌手にあてて作られるものとは、その成り立ちがまったく違う。
 音楽と映画はきっても切れない関係にあり、私達は曲を聴けばその映画のイメージが心にパッと広がる。主題歌には名曲が多く、曲に託された映画のイメージを心に思い浮かべながら歌うのは、客席との連帯感が生まれて楽しい。雄大な世界から、一人の人間の恋という心のヒダのような小さな世界まで、それぞれに違う表現が要求され、多様な歌唱力が要求される。そういう意味ではアニメの主題歌と通じるものがある。

 「ムーンライトセレナーデ」などのバンド演奏に続いて、私が「ロシアより愛をこめて」「慕情」何しろ始めて歌う曲なので大緊張したが無事に済んだ。続いて九重さんの「シャレード」「ワンボーイ」田辺さんの「ムーンリバー」「愛のテーマ」ミッキーさんの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」「スタンド・バイ・ミー」その後は司会者を挟んで、4人でミュージカルやアニメ、エルビスなどの話を交えながら私が「トゥナイト」「宇宙戦艦ヤマト」「好きにならずには…」田辺・九重夫妻の「チムチム・チェリー」「サウンド・オブ・サイレンス」ミッキーさんの「アラウンド・ザ・ワールド」など約1時間50分(休憩なし)のとても楽しいステージだった。
 

(写真)エルビスのイメージを思い浮かべてのリハーサル風景。


2004/10/29 (金)

声優親睦ゴルフコンペ
 声優や関係者の親睦を図るために、中村正先輩を中心に長年にわたって行われている「アテアテ会」というゴルフコンペがある。ここ数年仕事が重なったりして参加していなかったので、10月28日「ヴェルデ佐野G.C.」で行われた会に夫婦で行ってきた。
 当日は快晴無風という絶好のコンディション。ナイトライダーやチャーリーズエンジェルで夫婦ともども長いお付き合いの中村氏やディレクターの佐藤氏(私はスーパーマンで)、30日放送の旅番組のナレーター槙大輔氏、いつも元気な内海賢二さんや八奈見さん矢田さんという諸先輩に若手が加わり、和気藹々の1日を過ごした。
 一見やさしそうに見えるコースだが、バンカーやグリーンにてこずりスコアーは思ったほど伸びず、紅葉した木々と池の美しい景色に翻弄された。ゴルフをしていると足腰が丈夫になる為か、70過ぎても諸先輩は元気だなー。
 私は今回は久しぶりだから3位以下にしかなれないので、次回のためにハンデを減らされないようにと調整したわけではないが、OBや池ポチャを連発し前半でハンデ(14)を使い果たしてしまった。後半は何とか頑張ったが池田秀一君に続く4位だったので、ハンデは減らず次回は優勝を目指す。

★「2004A&Vフェスタ」出演のもようを書いた「ホームシアターファイル」No.26が発売中。
 私の体験をもとに、カジュアルシアター用の液晶プロジェクターを中心に紹介している。完成度も高くなりこれから始める人はぜひ参考にして下さい!

★来年はデビュー45周年に当たるので、記念アルバムを企画している。皆さんはどんな曲を入れたらよいと思いますか?

★10月30日(土)19:00〜21:00 テレ東「土曜スペシャル」北海道編に夫婦で出演してます。



2004/10/16 (土)

クリストファー・リーブの死をを悼む…
 「スーパーマン」に代表される俳優クリストファー・リーブが亡くなった。体格も人柄もスーパーマンとクラーク・ケントを演じるのにぴったりで、最高のスーパーマンを我々に見せてくれた。
 私は日本のテレビの創世記に、アメリカンコミック風のアニメーションでスーパーマンを見たのが初めてだった。おなじみ大平透氏の「力は機関車よりも強く…」というナレーションは当時から耳に焼き付いていた。その後アメリカでテレビ用に実写ものが作られ日本でも放送されたが、こちらのほうは今ひとつ盛り上がらなかった。声は同じく大平氏がアテていた。
 そしてクリストファー・リーブ主演の劇場用映画が製作され、世界中で大ヒットした。テレビ放送された時に私が声を担当したわけだが、子供のころからファンだったスーパーマンをアテるのはすごく嬉しかった。これも記録に残る視聴率を取るくらいの人気だった。初回のロイス役は中原理恵さん、父役のマーロン・ブランドの声は大平氏が演じた。
 その後スーパーマンシリーズ4作品が作られたが、リーブ自身はイメージが固定するのを嫌って、他の作品をやりたかったようだ。テレビ用の「眠れる森の美女」と劇場映画「光る目」をアテたが、どの作品も几帳面で性格のよさが表に出た演技だと思う。性格を反映して芝居にも癖とか、いわゆるクササといった強烈な個性をだす演技ではなかった。やさしさやひたむきさという彼の内面からにじみ出てくる演技は、彼ならではのものだった。
 落馬事故で脊髄を損傷して以来、俳優として復帰はできなかったが、自分で呼吸することさえままならない体で、身障者を勇気づける為の活動を続けていた。常に前向きの姿勢を崩さなかった生き方は、彼の信念の強さを思わせる。

★話は変わるけど、身近で犬が3頭死んだ。それが皆シェルティーでロッキーよりも若い。やはり今年の夏の異常な暑さの影響ではないかと思う。
「デイ・アフター・トゥモロー」じゃないけど地球の気象は、だいぶおかしくなって来てるようだ。10月の中旬を過ぎたのに超大型の台風が2つも来てるし…。

★新潟県中越地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
 
 

  
 


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