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2011/03/12 (土)

お見舞い申し上げます・・・
 東北、関東大震災で被災された方々に、お見舞い申し上げます。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復興を心からお祈りいたします。
 改めて大地震・大津波の恐ろしさを知らされました。祖父と祖母の故郷の東北が無残に破壊されていくのを、なにも出来ずに唖然としながら見ているだけだった。
  福島原発では爆発が起き、人体への許容量を超えた放射能を発する物質が飛び散ったそうです。被曝の危険はありますが、関係者の最大の努力で、大変な事態にならないことを望みます。
 大災害の後に、人間の作り出した物による災害が待っているとは・・・!

★21日の『ひらかたパークのイベント』は開催することになりました。関西から元気を発信しましょう!
 各イベントの開催も、こんな時期に…という意見もあるようですが、みんな中止にしてしまうと、日本中の元気がなくなってしまうような気がします。関東以北は電力や燃料、ライフライン等が混乱しているので致し方ありませんが…。
☆雨の中、大勢の皆様に来ていただき有難うございました。おかげ様で楽しいステージになりました。義援金にも皆様の厚いお志を頂き感謝しています。ひらかたパークより毎日新聞社を通して届けられるそうです。
 小さい方も多かったし、皆様も風邪をひかないよう気を付けてくださいね!
★3月31日 NTV 21:00〜22:48「アナタの名字SHOW」with 佐々木主浩、佐々木健介。

★4月9日「山下敬二郎追悼コンサート」義捐金も150万円を超えたそうです。皆様の温かい心に感謝してます。

★9日の楽屋で小野ヤスシさんに依頼を受け、11日は川口リリアホールでのチャリティーイベントに参加してきました。福島原発で命がけで戦っている方たちへの感謝の気持ちと、日本に元気が出るように祈りを込めて『宇宙戦艦ヤマト』を歌いました。会場の皆様にもすごく喜んでいただけました。
 被災地や福島原発に願いが届きますように!


 


2011/02/22 (火)

NY カーネギーホール・コンサート 3
 NYから帰っ2週間が過ぎ、やっと時差ボケも解消した。昨夜はIFAスタッフと打ち上げパーティーを行った。NYからコロンビアを回って帰られた方たちも元気そうで、思い出話や、凱旋公演の話など大いに盛り上がった。会場のカラオケルームの方も、そして帰りの電車で話しかけられた方もガッチャマンファン。根強い人気だなー!
 
 NYの桝田氏のもとにも、コンサートの感想などが寄せられているので、一部を紹介します。
 まずは彼自身から同窓会への報告。
「聴衆はNYで非常に耳の肥えたビジネスマンやその奥様達でしたが、反応は抜群によく割れるような拍手と掛け声で、女性の中には、感動して泣いている人も何人か見受けられました…」
「寒い中ロングアイランドからはるばる行ったかいがありました。アニメの歌やドラマで拝見していましたが、実際聞いてみると想像以上に歌が素晴らしく、ほんとうに歌の基礎ができている方だとよく分かりました…」
「アニメ以外の曲もたくさん聞けて、事前の予想と違ったけれど、それが大感動につながりました。外国の曲を日本語の歌詞で聴くということが、これほどまでに素晴らしいものだということについて、人生観が変わりました…メッセージとして伝えられる技術と人間力に感服です…」
 温かいメッセージを有難うございました。皆様の言葉を励みに、一層の努力を続けていきます。これからもよろしくお願いいたします。

★キッヅチャンネル「アニぱら音楽館・ささきいさお50thスペシャル」
★NTV「女神のマルシェ」                     予定がBBSにあります。
★2月26日 25:00〜27:00 NHK「ラジオ深夜便」
★「オールライダー・レッツゴー!仮面ライダー」
 出演場面は見てのお楽しみ。残念ながら歌はありません。
★3月5日「声優アワード」功労賞受賞。
 私などよりもっと深く、礎を築いた先輩が沢山いらっしゃるのに、まだまだ早いと思ってます。

★3月21日(祝)『アニソン・スペシャルミーティングinひらパー』
ひらかたパーク野外ステージ 11:00開演 with水木一郎 観覧無料。
 


2011/02/09 (水)

NYカーネギーホール・コンサート 2
 1部のブーケショーの後、15分間の休憩をはさんでいよいよ50周年記念コンサートの開始となった。
 1曲目は『Tonight』マンハッタンのウェストサイドが舞台になったミュージカルの曲だ。現在は再開発されて近代的ビル群になっている。「今夜は素敵なお客様に出逢える特別な夜」という意味でディナーショーの開幕に使っている。幕がないから上手サイドのドアから舞台に登場し、軽くステップを踏みながら歌う。途中からささやくように歌っても声の通りはよさそうだ。唄い終わって大きな拍手を頂く。
 日本人の観客がほとんどだからご挨拶も日本語で。NYでもヤマトは浸透しているから皆様の反応は温かい。『Can't Help Falling In Love』『G.I.Blues』『Love Me Tender』とエルビスナンバーを3曲。50年唄ってきたナンバーだからここまで順調。
 吉田正先生との出会いや曲のことを話しながら『おまえに』。先生の遺作となった『雪の慕情』を唄う。そして記念曲の『風の会話』。はじめて聞かれる歌だし日本語の歌はどうかなと思っていたが、アメリカでの生活が長い方は日本語の良さをよく分かっているから、歌詞の受け取り方が深いようだ。ヤマトを期待していらしていた方からも、すごく感動したとの言葉を頂いた。
 『銀河鉄道999』『宇宙戦艦ヤマト』とアニソンは2曲のみ。やはり名曲は皆さんの乗りが良い。カーネギーのステージに立つきっかけを下さったIFAの理事長と、何かと面倒を見てくれた桝田夫妻に感謝。そして日本語の歌詞で『My Way』を唄って(これも好評でした)、約1時間のショーを終える。

 皆様の反響は想像以上で、会場では涙を流していた方が多かったそうです。雪のニューヨークで『雪の慕情』が好評でした。日本語が大切に受け取られて、歌の良さが心に沁み渡ったようです。素晴らしいお客様から頂いた温かさはいつまでも忘れません。
 ミキサーの方が両手を広げて女房に握手を求めてきたそうだ。良い仕事をした満足感があったのだろう。
 コンサートにもいらしてくださった、日本料理の伝統を守り続けていらっしゃる倉岡氏ご夫妻から、次はもっと大きなホールでやれるように働きかけるとの言葉を頂きました。歴代の総理や著名な方々と懇意にしていて、日本人の公演にはいろいろご助力されていらっしゃるそうです。
 今回のニューヨーク旅行で、日本にいる日本人が日常で失っていく物がすごく多いように感じた。日本の文化を失っていくようなことで商売をしているマスコミも、考える時期にきているような気がする。
 海外に進出して頑張っている倉岡氏や桝田氏は日本人としての誇りと共に、世界的な競争社会の中で、日本はどう外国に立ち向かっていくかを実践している方たちだ。外国留学する若者が減り、日本全体が引きこもり、ウジウジと自己弁護の世界に閉じこもっていると、世界から取り残された国になってしまうだろう。現に世界的なランクの中で日本の評価はは落ちる一方だ。桝田氏もいずれは日本に帰って後進の育成に力を注いでいきたいと言っているように、狭い世界での達成感に満足せず、大きな社会に目を向けて生きていくことが大切なのだと思う。

(写真)改装工事中のカーネギーホールの前で。日本のように全部壊して立て直し…なんてことはしないようです。
 
 


2011/02/08 (火)

NYカーネギーホール・コンサート 1
 コンサートと結婚30周年の記念を兼ねて、1月27日にニューヨークに向け出発した。前日からの降雪でケネディー空港は13時間閉鎖となったが、我々が乗ったデルタ航空は1時間遅れで無事に舞い降りた。
 その夜は、国際弁護士として活躍している同窓生の桝田夫妻と「そば日本」で食事。彼の事務所の但木氏がミュージカルなどに詳しいので、案内してもらうことになった。
 翌日はさっそく『ミリオンダラー・カルテット』を5人で観劇。エルビス・プレスリー、ジョニー・キャッシュ、カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイスという4人の大スターが若い頃、サン・レコードで一枚の写真に収まった実話をもとに作られた新作のミュージカル。出演者の歌と演奏が見事で、すごく楽しい作品だった。映画『君につづく道・ウォーク・ザ・ライン』を思い出す。
 3日目は『ラカージュ オ フォール』出演者が達者なゲイで、笑わせ泣かせてくれる。ブロードウェイの役者は実力者ぞろいで懐が深い。
 4日目はブルーノートでジャズに浸る。トニー・ウィリアムスを偲んで作られたクァルテットだが、その演奏のすごさに圧倒された。1曲目から45分以上の激しい曲に、シンディー・ブラックマンという女性のドラマーは、トニー・ウィリアムスをほうふつとさせる凄まじいドラミングで迫った。
 翌日からはホテルのジムで汗を流し、コンサートに向け体調を整える。時差ぼけを乗り越えるには運動と睡眠が大切。我々のホテル、団体のホテル、桝田氏の事務所とアパート、カーネギーホールが57thストリートに並ぶ立地条件に、不思議な因縁を感じた。向かいには日本人倶楽部があって、日本食を食べながら話していると、まるで日本にいるような雰囲気だった。
 
 日本からのツアーも到着、いよいよ公演が翌日に迫った。IFAの支部担当者や桝田夫人の努力で、切符が足りないくらいになったそうだから責任を感じる。日本の関係者から音響が良くないなどの情報が入っていたので、ちょっと不安になった。アメリカはユニオンが強力だから、スタッフも音響もすべてカーネギー任せなので、意思の疎通が大事だ。
 今回は手始めということで、カラオケ使用の50分ステージだから曲数もそんなに多くない。ただニューヨークのお客様は、本場のものや日本からの来演で目も耳も肥えているから、真っ向勝負で行くしかない。リハーサルを念入りに行うために、桝田氏が事務所から英語の堪能な若手を送り込んでくれた。私とマネージャーの意思を、向こうのスタッフにの方に念入りに伝えないと、良い結果が出ない恐れがある。
 ピアノなどの楽器演奏が主なホールだから、PAは補助程度に使われる。スタンドのついた、高さが60cm位のスピーカーが両サイドにあるだけの簡単なものだ。半分くらい内側に振ってカラオケの音が直接聞こえるようにした。
 いよいよリハーサルに入る。一曲目は派手なオープニングがついた『Tonight』。唄ってみた感じでは音は悪くない。こういう小さなスピーカーのPAでは、声にパワーがないと抜けが悪くなり、ホールの隅々まで明瞭な音が浸透しない。その点は大丈夫だろう。
 唄い出したとたんに、スタッフの態度が一変した。「おぬし、できるな!」という感じなのだ。こちらの注文にも進んで協力してくれるようになった。
 次回に続く…。


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