Diary 2005. 8

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8月1日 (月)  

できすぎ

今日からOTがくっしーから若くて小さい女性に変わる。笑ってしまったのが、本名も「ち」で始まるんだ。ちーちゃん、ちーちゃん。大ちゃんにちーちゃんってできすぎてるよ(爆笑)。


8月2日 (火)  

心の準備を

「今4月の終わりの日記を書いてるんですけど・・・」と大ちゃんに切り出した。「えぇ知ってます」。そりゃそーだ、読んでもらってるから。アノ事は流れ的に絶対に必要だ。でもいきなりほとんど名指しで書くのはやばいだろう(爆笑)。「向こうのPTと会話の中で先生のコトが出て来ます。ちょっと心の準備が必要です。ソレを読めば、なぜ転院当初おとなしかったかわかります(爆笑)」と予告しておいた。


8月3日 (水)  

オヤジ呼ばわり

今日からPTではチルドテーブルを45度の角度にした。

転床してきて1カ月間、病棟の最少年患者だったが、8月になって現役の男子大学生(21歳)が入って来た。トイレに入ってる時、大学生とナースの会話を聞いて笑ってしまった。
「久しぶりに『若者』と呼ばれた」
「なんで? 若者じゃん」
「大学には18や19のガキがいて、オヤジ呼ばわりされてるから」
あのーまだ21じゃねーか(爆笑)。大学に28までいたら、周りも気軽にそう言わなくなるって知ってるか(爆笑)。

まっ、この、高齢社会な状況もかなり変だけど^^;


8月4日 (木)  

そうです、アレです

「術後3年で完全に引っ付くから、それまでおとなしくしたほうがいいよ。なんかやっちゃうような人に見えるんだけど」とPTのボスであるT先生がおっしゃった。
「3年ですかー」
「人生あと50年あるんだから、3年くらい我慢しても長くはないさ」
待て50年も生きるのかと思いながらも、「んじゃそれまで家でおとなしく仕事して、スカイダイビングの費用を貯めます」と言うと、大ちゃんが「よくあんな怖いことをやろうとしますね」。それはそこに空と風があるからさ(爆笑)。
その後T先生が一言、「アレって、カンガルーの袋みたいにプロのおなかに固定されて飛ぶ、大ちゃんが断られるやつだよね?」。そうです、アレです(爆笑)。


8月5日 (金)  

自虐で気分転換

朝の6時前からツボネとマサエさんの会話。こっちはまどろみを楽しみたい時間。ただでさえ隣の部屋のばーさんが夜明け前から騒いでるのに、そういう声の大きさで起床前に話すワケ、ツボネさん? 文句いっちまった。
「今日はキレる寸前です」と助手さんにも言ったが、午前中はやばかった。ソレだけではなく、リハビリの焦りや暑さ、運動不足、どこかに行きたい欲求などストレスが溢れ出しそうだった。ソレは引き金を引く前に押すスイッチにすぎなかった。
午後気分を変えるために、PTの時間大ちゃんに第一声。
「今日は笑える報告があります」
「何ですか」
「この1カ月で1キロ太りました」(爆笑)。


8月6日 (土)  

やったー

iTunes Music Storeがオープンになった。Queenの『ジュエルズ〜ヴェリー・ベスト・オブ・クイーン〜』がコピーコントロールCDのため入院前にiPodに入れられなかったので、東芝EMIの陰謀にひっかかり(爆笑)、収録曲をネットで調べ1曲ずつダウンロード(@FreeDの32kで1日半かかった^^;)していた。昼前に外来に呼ばれた。
「今痛みは1〜2の間で、チルドテーブルを45度の角度にして、右脚20キロの左脚7〜10キロで加重しています。これから角度をどの程度のペースで上げていけばいいですか」と大ちゃんが言うと、Y先生は「あと2週間はそれくらいでいい」と。うっそー? マジですか。きっと大ちゃんもそう思ったに違いない。
「痛み出す前歩いてたんだろ?」とY先生が聞いてきた。「いいえ」、「子供のときから1度も?」、「はい」。ウソつくはずねーじゃんか。「家の中でトイレに行くとき車椅子で行くより伝い歩きのほうが便利だと思わないか?」、またかよ。家の中では車椅子を使わないで四つん這いで動くので・・・とRayも大ちゃんも説明したら、「来週から四つん這いの練習を始めてくれ」。やったー、やっと身体を動かせるぞ。アパートに戻れるぞ。とてもうれしかった。


8月8日 (月)  

今日は手術後初のことが2つあった。まず入浴。今まではこっちに来てもシャワー浴だった。昨日もZenzouに電話で「温泉のある病院に来てリハビリしてるのに、温泉につかれないんだよ」とぶーたれた(爆笑)。今日の回診の時、ナースや助手さんの前でY先生に「入浴の件どうなりましたか?」ときいたら、「若いんだからかわいそうだし、脚を温めるのも必要だからOKする」ということになり、さっそくその午後湯船に浸からせてもらった。2〜3分だったが、気持ちよかったー。

そして四つん這い。なんせ1年半も這うことができず、入院前は家の中をいざって動いていた。ベッドに上がる時も両腕の力を使うので、その心配はないが・・・問題はやはり脚が動くかどうかだ。お尻を床から持ち上げることがまだできず、大ちゃんに上げてもらった。維持はできそうだ。前に進む。動いた! 左、右、左、右。まだ力がうまく入らないし、動くと膝に体重がかかって痛いが、意外とさっさと動けた。うれしかったっす。


8月10日 (水)  

リハビリ、リハビリ

四つん這いの練習は徐々にお尻を持ち上げられ、膝も痛くなくなってきた。今の課題は、四つん這いからPT室にある高さ50センチくらいのベッドに上がる練習。両手をベッドについて、手術した左脚ではなく、元々マヒが強い右脚を軸にして回る。これが難しい。でも左脚を軸にして暮らすと、今度痛めたら手のうちようがないわけで。


8月11日 (木)  

平和

「キャー、わー、キャー、こっちに来た!!」
昼前、隣の部屋が騒がしくなった。ナースと助手さんが主。ゴキブリが出て来たという騒ぎ。そりゃ夏だから、ゴキブリの1匹2匹が這ってるのは当たり前だ(病院でもこんな古いのだ。出てこないほうがアヤしい^^;)。なのにこの騒ぎはなんだんだ(爆笑)。しばらくすると殺虫剤の匂いがこっちにも来た。ゴキブリを殺す前に自分たちの健康だぜ、ひとまず退散。トイレに行ってから洗面所に向かうと、ナカちゃんがいたので一言。
「この病院は平和だよな。患者の命が危ないということでゴタゴタしないで、ゴキブリが出てゴタゴタ騒いでるんじゃあ」(爆笑)。


8月13日 (土)  

ワタシの30年後!

リハビリがない土曜日の午後、4月の日記をやっと書き終えて^^;、5月のはじめにアレがあってコレがあって・・・と思って、ふとパソコンから廊下に目を移したら、助手のSさんが患者さんのシルバーカーを押して運んでいた。Rayと目が合うと、「ワタシの30年後!」とテレて言った。「えーっ、20年後じゃないっすか」とふざけて言った。

30分くらい後トイレに行ってから洗面所で手を洗おうとしたら、Sさんがすうーっと横に来て、こう言って立ち去った。「やっぱり20年後じゃ早すぎるって、30年後!」。大爆笑してしまった^^;


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