Diary 2005. 3

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3月1日 (火)  

あと24日って

あるHPに書いてあった。
「EXPO2005 愛・地球博まで、あと 24 日だぎゃぁ〜」
ってことは、愛知博開催開始日に手術かい(爆笑)。忘れられない日になるよなー。

ってつくば博から20年かー。時の流れはオソロシイ。左股関節はその後泣き出した。ぶっこわれてもしゃーないか^^;
年貢の納め時だ。Rayの年貢はちょいと変わってるんだ、としておこう^^;


3月11日 (金)  

ご協力お願いしやす^^;

東京の病院ではパソコンをもちこめなさそうなので、この日記をつけるのは諦めてた。手術前はケータイをこそこそ使い別な日記サイトに書いて、あとで編集してHPにupすることも可能性はある。でも手術後は・・・と。でもせっかくイイか悪いか別にして貴重な経験だから、ノートを買って面会しに来た人に何か書いてもらおうと思い始めた。代筆ではなく、その人から見たRayの姿を。あとで読んで思い出して別に書こうということで。日記という名の寄せ書きかもしんない。

ご協力よろしくお願いしやす。


3月13日 (日)  

入院前日

いよいよ明日入院する。お供にはiPod。高校時代に買ったCDから2月末に発売されたウルフルズのアルバムまで900曲弱を入れた。これでも3カ月なら飽きてしまうんだろうな。

誕生日どう過ごしているんだろうか。リハビリして「いてててて」と笑っているか。骨がつかなくてベッドで「これからどうやって自分らしく生きようか」と悩んでいるか。期待と不安がいい勝負でさ、「座れなくなってもパソコンはできる」と、思ってでもいないと前には進めない。でも自分で選んだ勝負。どう転んでもまたバカ言ってるんだろ。

iPodに入れる為にパソコンにインポートしたなつかしい1曲を聞いた。Rayの原点。
 ♪無茶な奴だと言われて ここまで生きてきた だけど どうにかなるさ


3月14日 (月)  

入院1日目

6人部屋の窓側ゲット。ぅれしー。しかもパソコンの持ち込みOKらしい。早速おふくろに取りに帰ってもらった。スイマセン。院内にもLANがあるのだが、1時間に150円とるので、とりあえずテキストで日記を保存。ケータイは食堂で使えるので堂々とメールが打てるのだが、この日記のupはいつになることだろう。

部屋に入るなり、お約束?の事件発生。この前輸血用の採血の時に会ったナースに「なぜこの部屋なんですか」と言われるわ、ご年配のご婦人に「坊や」と言われるわ(爆笑)。


3月15日 (火)  

眠れぬ夜

入院初夜は眠れなかった。始めは精神的なものだったが、左股関節が痛く眠れなくなった。座薬を入れてもらってウトウトしたが、また痛くなってしまった。ベッドが堅いのだ。寝ているより起きているほうが楽で、ベッドの頭のほうを30度ほどあげてもらった。そしたら痛みがとれ夜明けまで少し眠る事ができた。

寝不足の入院初夜が明けた2日目は、10時にリハビリ、16時にCT、17時前に輸血のための採血があった。リハビリでは平行棒につかまり左脚に体重をかけずに右脚で立っているのをやった。「手術後はこれをやるんだって」とPTに言われた。なるほどね。今まで負担をかけすぎたからね。

事件はやっと夜に解決。「野郎ならバーサンたちといたくねーよ、こっちから」と思ったが、ほんとのガキにみられたらしい(爆笑)。その方がショックだ。なら小児科だろ^^;


3月16日 (水)  

うー

423号室には、もうすぐ退院の50歳代の方以外は高齢者。向かいは明治生まれ。そりゃパソコンを開いても、iPodで音楽をきいても「何をしてるの」とは言ってこない。逆に好都合で喜んでいた。しかーし敵あらわる。上品なおばあさんの息子。このオヤジはパソコンを見るなりよって来て、「ソフトは何を使ってるの」「ホームページのアドレスを教えて」と言う。テキトーにあしらってたが、今日は「礼さんにおねがいがあるの。ホームページを作ってほしい」って。この「坊や」がどんな思いでココにいるかはこのオヤジは知るはずがない^^;


3月18日 (金)  

手術後の練習

10時に回診、それを待ってからリハビリ、14時半からレントゲンを撮りに行ってからシャワー。手術まであと1週間。いよいよ今日から寝たまま生活する練習が始まった。食事、歯磨き、うがい、排泄。術後2カ月はこのベッドの上が生活のすべて。しかも30度以上起き上がることはないし、自分で寝返りすることもない。この生活が終わる時明るい希望に包まれていることだけを願うのみ。今街が見えているこの窓からも、見えるのは空だけになる。でもそれだけでもうれしい。


3月19日 (土)  

一度つかんだ夢だからこそ

今日は土曜日でリハビリも検査もなかった。寝たまま排泄の練習はしたが、うまくはいかず腰が痛くなり断念した。暇でDVDをみて過ごした。パソコンともって来たDVDは1枚。第9話と最終話が入った『GOOD LUCK!!』。

人一倍時間がかかって念願のパイロットになった主人公。地上訓練の最中上司をかばい、パイロット生命においての致命傷を負う。現実を無理やり受け入れようとする彼に、飛行機に乗ることがトラウマになっている恋人が「今度空に連れて行ってくれるって言ったじゃん」と励まし、再起を誓う。病院でリハビリに励む彼の姿を見て、主治医がパイロットに戻れるかもしれない手術を提案する。成功率10%、歩けなくなるほうが高い手術。彼は迷うことなく決意する。

ドラマなのでパイロットに戻れるんだが。2年前は「こんな熱いパイロットに命を預けたかない。あぶねえって」「ドラマだからなあ」と思って見ていた。でもなぜか今見ているとすげー目頭が熱くなる。一度つかんだ夢を諦める悔しさ、諦めたら自分ではないという想い。でも一度つかんだ夢だからこそ強くなれると信じたい。


3月20日 (日)  

3月20日

「3月20日」は忘れもしない日。毎年この日に母校の大学の卒業式が行われる。10年前は大っ嫌いな先輩が卒業するのでわくわくしていたら、テレビで東京の地下鉄ですげーことになったと騒いでた。後に卒論のテーマに大いに関係する地下鉄サリン事件だった。8年前はその卒論をなんとか書いてパスし、「どーせ2週間後またココにいるんだぜ」と冷めていたカタチだけの卒業式。4年前は「やっと卒業だよ。この歳で新社会人かー」という焦りと夢が実現するうれしさで卒業式を迎えた。1年前は、「あいつら先生たちを呼びたいのに、よりもよって卒業式の日に結婚するのかー」と思って出席した悪友の結婚式だった。その翌朝ホテルのベッドの上で痛みに起こされ、別の悪友の車で送ってもらった時「もしかして今度は手術するかもな」と言っていた。そして今年、手術を5日後に控えている。

来年は・・・飲み騒いでるに違いない(爆笑)。


3月21日 (月)  

食べたくなるなるケンタッキー

今日は午後、年下の友達のSちゃんが、TSUTAYAで借りて来てくれたCDと、ケンタッキーフライドチキンとお花をもって見舞いに来てくれた。CDとケンタッキーフライドチキンはRayのわがまま。寿司は入院前に食べて来たけど、ケンタッキーフライドチキンはいつも油っこく欲しない。でも妙にあの油っこさを求めた。内臓はなんでもない小僧だもんで(この病室で次に若いのは70代の糖尿もちのバーサンだから、小僧にもなってないって(爆笑))。

「食べたくなるなるケンタッキーってか。そう言ってる松岡昌宏みたいなナースマンはいないよなー」
「そりゃ当たり前じゃん。この前も高橋克典や福山雅治のようなPTはいないだろと言ってたし。」
「『ナースのお仕事』の浅倉いずみのようなナースはいるよーな気ぃするんだけどさ^^; っていう会話が病室でできないわけよ」
「おばあちゃん達だもんね」
「結局ナースの言葉にツッコミを入れるとかリアクションするしかないじゃん」
「Rayさんらしいねー(笑う)」

ナースをからかう患者になりましたのでご安心を(爆笑)>かっぱさん


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